お知らせ

2017.06.15総合
ロボットプログラミング環境について

夙川校の若田です。

プログラボでは教材として、レゴ社のマインドストームEV3を採用しております。
普段の授業では標準のビジュアルプログラミングソフトを使って、ロボット用のプログラム作成を行っています。
EV3自体は、C、Java、Pythonなどの言語でも、プログラミングを行うことは可能なため、そういったテキストコーディングにてロボットを動かすことも、今後のカリキュラムとして予定しております。

ビジュアルプログラミング

EV3以外にもScratch(スクラッチ)のような、子どもでも簡単にプログラミングができるツールはたくさんありますが、そういったビジュアル型言語から、テキストコーディングを必要とする言語へ移行する際に、よく課題とされるのがタイピングスキルです。

慣れてしまえば、タイピングのほうが簡単に速くプログラミングが可能になりますが、タイピングを習得するまでに、プログラミングそのものを敬遠するようになってしまう恐れもあります。

一方、アップル社のiPhoneやiPad用のiOSアプリ開発に使われている、Swift(スウィフト)という言語があります。
そのSwiftを学ぶためのツールとして、Swift Playgrounds(スウィフトプレイグラウンズ)というiPad用のアプリがあり、子どもでもゲームを遊ぶような感覚で、Swiftの基礎を学べるようになっています。
Swift Playgroundsは、2017年3月のアップデートから日本語にも対応しており、タイピングによって入力することも、あらかじめ用意されたプログラミングのコマンドを選んで入力することもできるので、ビジュアル型言語と、テキスト型言語の橋渡しをするツールとして利用できるのではないかと考えております。

Swift Playgrounds

さらに、2017年6月のアップデートからは、Swift Playgroundsでプログラミングをして、EV3を動作させることができるようになりました。
これによりロボットプログラミングにおいても、タイピングによるプログラミングに移行する前のステップとしての利用価値が高まり、今後プログラボでもSwift Playgroundsを使った授業展開を行う予定をしています。

EV3とSwift Playgrounds(スウィフトプレイグラウンズ)

また、Swift PlaygroundsでSwift言語に慣れれば、ロボットプログラミング以外にも、iOS用アプリの開発にも進むことができ、子ども達にとってもいろいろな選択肢が生まれることとなります。

もちろんアプリ開発にはたくさんの知識が必要になりますが、ロボットプログラミングを通じてプログラミングや、コンピューターテクノロジー、センサーやモーターなどに触れ、そこからさらに様々な分野に興味を持ってもっと難しいことにもチャレンジしていくことが、プログラボのかかげる「夢を実現するチカラ」を育むことにつながっていきます。

今後もプログラミング教育をとりまく環境の変化に柔軟に対応できるように、プログラボでは子ども達が興味をもって取り組むことができるような、カリキュラム開発を進めてまいります。
よろしくお願いいたします。

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