大会・イベント情報
WRO
WRO2022 ドイツ・ドルトムント国際大会
11月17日~19日 ドイツ・ドルトムントで開催されたWRO2022国際大会で第4位の成績を収めました!
3年ぶりのリアル開催となったWRO国際大会に、プログラボからは新設されたロボスポーツ部門のロボテニス競技に1チームが出場しました。夙川校の中高生3人で集まったチーム「ちゃんぽん」(国際表記:CHAN-PON)は、西日本大会、Japan決勝大会と順に大会に出場し、国際大会の舞台へとやってきました。
今回は国際事情もあって、成田からフランクフルトまで飛行機で15時間、そこからドルトムントの会場近くのホテルまでさらに3時間ほどの移動となりました。ドイツ到着初日はそのままホテルで就寝、翌日から大会がはじまります。
大会自体は3日間行われ、ロボテニス競技は初日が練習日、2,3日目で予選と決勝トーナメントが行われます。8月末に浜松で行われたJapan決勝大会から約2か月。チームは中高生ということもあって、夏休みが明けて学校が始まると、試験、部活、塾・・・など、これまでほどたくさん集まって活動する機会もぐっと減りましたが、国際大会へ向け、ロボットを2台とも作り直し、ギリギリのタイミングまでプログラムを仕上げて準備をしてきました。
世界から集まった23チームのうち予選を通過できるのは4チームのみ。その中で3位通過を果たし迎えた決勝トーナメントでは、本当にギリギリの勝負の中、惜しくも表彰台は逃してしまいましたが、世界第4位という素晴らしい大会結果を残すことができました。
この競技はチームの戦略によってロボットのしくみも様々で、ロボット同士の相性や、2分間の競技終了時のタイミングでのピンポン玉の位置など、対戦競技ならではの不確定要素も多く、従来の競技とはまた違った魅力があります。チームメンバーも他国のロボットやプログラミングを見て、お互いに学び合えることが多かったようです。
競技中は他のチームやジャッジとのコミュニケーションが英語ということもあり、やはり苦労していたようですが、2日目の夜に行われたフレンドシップナイトでは、積極的に他チームの子達に声をかけるなど、競技だけでなく大会そのものの魅力である国際交流も楽しめていました。
来年の開催地はパナマです。ぜひ来年以降も国際大会の表彰台を目指してプログラボのチームにがんばってほしいですね。
国際大会の詳しい様子はプログラボのブログに掲載していますのでぜひご覧ください!
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WRO2022 Japan決勝大会in浜松
8月28日(日) 浜松市で開催されたWRO2022 Japan決勝大会に出場しました。
新型コロナウイルスの影響で昨年度はオンライン開催となっていましたが、今年度は無事に浜松にてJapan決勝大会が開催されました。プログラボからも各地域の予選会を勝ち抜いた全31チームが決勝大会に進出し、競技本番に臨みました。
入賞チームは以下の通りです。
・ミドル小学生部門:優勝 青チョコ柴
・ミドル小学生部門:8位 うなぎRO
・ミドル中学生部門:準優勝 カフェラテ
・ミドル中学生部門:6位 中田きんに君
・ロボスポーツ部門:優勝 ちゃんぽん(国際大会出場)
中でも今年度から新しく始まったロボスポーツ部門で行われたロボテニス競技では、東日本、西日本それぞれの大会を勝ち抜いた6チームが決勝大会に参加しましたが、うち5チームがプログラボからの出場チームで、新しい競技にチャレンジしたチームのがんばりが現れていました。
トーナメント形式で行われた決勝戦では、1マッチビハインドからの逆転勝利で、11月にドイツ・ドルトムントで開催される国際大会に進出することになりました!国際大会もリアル開催は3年ぶりとなりますので、とても楽しみです。
WRO2019 ハンガリー国際大会
11月8日(金)~10日(日)、ハンガリーで開催されたWRO2019国際大会に出場しました。
8月に開催されたJapan決勝大会でプログラボから2チームが国際大会への出場権を初めて獲得し、ハンガリーへ行ってきました!
<ロボットTKT>
中学1年生の男子2人組で、レギュラーカテゴリー(Japanではエキスパート)に出場
<AR+>
中学1年生の女子2人組で、オープンカテゴリーに出場
決勝大会からの約2か月、ロボットの精度を上げ、英語でのコミュニケーションに耐えうる語学力を磨くなど一生懸命準備をしてきました。
また、その間、メンバーが住んでいる西宮市や豊中市の市長に表敬訪問もさせていただき、たくさんの方の応援に支えられての挑戦でした。
伊丹空港から羽田空港を経由し、オーストリア・ウィーン空港までの長旅(約16時間)を終えたころにはすでに疲れた様子の4人。
Japan決勝大会は1日で終わりますが、準備が1日と本番が2日の計3日間にわたる長い長い大会も体力が必要です。
食事も必ずしも口に合うものばかりではなく、初めての国際大会は競技以外で大変な部分が多かったようです。
しかしながら、レギュラーカテゴリーでは初日の課題でサプライズルールこそ成功を逃したものの、練習の成果を出し切ることができました。
2日目は当日発表の課題に取り組むルールで、3回のチャレンジが予定されており、3回目で見事クリア!
90チーム中14位の好成績を収めることができました。
オープンカテゴリーでは2日間で4回のプレゼンテーションを行い、回を増すごとに英語での質疑応答にも慣れてきました。
結果発表までどのように評価されているのかがわからず不安もありましたが、最後のプレゼンテーションが終わったときは二人ともやり切った表情でした。
表彰式ではなんと7位で「AR+」の名前が呼ばれ、見事入賞!
国際大会初挑戦にして素晴らしい結果を残すことができました。
大会を通じて70か国以上から参加しているたくさんの選手と交流できたことも貴重な体験となりました。
用意していたチーム紹介用の缶バッジや各国の硬貨を交換したようです。
来年のWROはカナダ・モントリオールで開催されます。
世界までの道のりは長くて険しいですが、次の目標に定めたようです。
ぜひ引き続き応援をお願いいたします!
国際大会の詳しい様子はプログラボのブログに掲載していますのでぜひご覧ください!
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WRO2019 Japan決勝大会
8月25日(日)、関西学院大学総合体育館にてWRO2019 Japan決勝大会が開催されました。
プログラボからは、各地の予選会を勝ち抜いた計17チームが出場し、うち2チームが11月にハンガリーで開催される国際大会に出場することになりました!
結果は以下の通りです。
【オープンカテゴリー】 優秀賞(国際大会出場)
【中学生エキスパート】 第3位(国際大会出場)
【中学生ミドル】 優勝
【小学生ミドル】 第3位
どのチームも全力を出し切って頑張りました!以下は出場チームコーチのコメントです。
●プログラボ綾瀬 豊田室長
東京のプログラボから初めて決勝大会に勝ち進んだ綾瀬校のみかんロボットチーム。
東京予選会、選考会の計4回すべてをクリアしてきた二人、一回目の競技で大会通じて初めてのリタイヤに動揺を隠せない様子でした。
「本番に弱い」という課題を抱えたみかんロボットチームにとって、二回目の走行での一発勝負は非常に重く、今までの彼らならプレッシャーに押しつぶされていたように思います。
しかし、これまでの大会や練習で技術も心も大きく成長したみかんロボットチーム。
表情は硬くとも慌てることなく、普段通りの調整を行い今まで苦手としていた一発勝負に見事勝つことができました。
目標に掲げていた全国優勝を成し遂げた二人は笑顔満開、成長した姿を見せてくれました。
生徒が保護者やコーチの手を離れ、すべて自分で対応しなければならないというWROのルールは生徒たちを見違えるほど大きく成長させてくれました。
また来年も決勝大会に出場できるよう、これまで以上に楽しい教室にしていければと思います。
●プログラボ千里中央 延命寺室長
濡縁はあれど夏草身に迫る(誓子)
千里中央校からは、レギュラーカテゴリー4チーム、オープンカテゴリー2チーム、計13名が全国大会の舞台に立ちました。
ミドル競技に出場した『NGC』『貴竜2』『かがやくラッキー』は、それぞれ苦戦しながらも大阪代表の名に恥じない堂々たる戦いぶり。
エキスパート競技では、中学生コンビ『SSMJ』が見事なサプライズ対応で、2年連続全国大会出場を果たした実力を証明しました。
そしてプログラボとして初の挑戦となったオープン競技では『AR+』『N&N Travelers』が、いずれも独創的なアイデアで多くの観客を魅了しました。
夢を実現するチカラ、ここにあり。
●プログラボ香里園 丸岡室長
プログラボ香里園からは、小学生ミドル1チームと中学生ミドル1チームが出場しました。
小学生チームは、予選会選考会で不本意な成績で終わり、「大阪予選会でリベンジして決勝大会に出場する!」という熱い気持ちを持って練習を続けました。
その結果、1位で大阪予選会を突破し、決勝大会出場の切符をつかんだガッツあるチームです。
中学生チームは、意見の対立や方向性のブレから決勝大会前日まで、ロボットの機構やプログラムなどの試行錯誤をしていました。
時間のない中で大丈夫かと心配な気持ち反面、このチームは大丈夫だろうという妙な安心感も抱かせてくれる不思議なチームでした。
両チームともに、最初こそ緊張していた様子でしたが、全力で頑張っている姿に感動しました。
思うような結果は出せず、悔しい思いをしましたが、「この悔しさを来年のエキスパートで晴らす!」と来年に向けて動き出しています。
●プログラボ夙川 若田室長
夙川校から今回の決勝大会には小学生、中学生、高校生の6チームで挑みました。
中でも中学生チームは昨年小学生で決勝大会に出場しましたが、惜しくも国際大会出場を逃し、今回は兵庫予選の段階から全国を意識したロボット設計を行い、兵庫大会を優勝し、再び決勝大会へチャレンジしました。
本番1回目では満点ゴールをしたかと思いきや、わずかゼロコンマ数秒のタイムオーバー。
そして運命の2回目で見事満点ゴールを果たして3位に入賞!国際大会へ進出することが決まりました。
どんな苦難も乗り越えて、悔しさをバネにして1年越しで勝ち取った国際大会への挑戦権を手に、ここから新たなチャレンジの始まりです。
●プログラボ宝塚 原田室長
宝塚からはチーム「LEGO RUN」が、ミドル競技小学生部門で決勝大会に出場しました。
調整中にコース台からロボットを落下させ壊してしまった時はハラハラしましたが、慌てずロボットを組み立て直し、1回目の競技後にはサプライズルールの攻略法も見つけ、結果全国3位という素晴らしい成績を残すことができました。
予選会から続く日々の中で、それぞれに成長していく姿を見ることができて、先生は本当に嬉しかったです。おめでとう!!
●プログラボ学園前 藤内室長
学園前からは、ミドル競技小学生部門で1チームが出場しました。
当日はサプライズにも対応し、調整時間では満点も取れていましたが、惜しくも本番はうまくいきませんでした…。
しかし、競技終了後、生徒たちが私に最初に言ったのが「楽しかった!」という言葉でした。
奈良大会よりもはるかに大きな会場で多くのチームに囲まれてもこの場を楽しめたみんなに目を見張りました!
この経験はみんなにとってかけがえのないものになると思います。
これを糧にこれから頑張って、またこの場所に帰ってきてほしいと思います。いや、帰ってきてください!!
WRO Football 2019
8月23日24日に大阪梅田の大阪工業大学梅田キャンパスにて、WRO2019Football競技の西日本大会が開催されました。
23日にミニゲームとグループ分け、24日には優勝をかけたトーナメントが実施され、プログラボからは合計9チームが出場し、準優勝・3位に入賞しました!
また、惜しくも入賞には届かなかったチームも数多く上位に入っています。
小中高校生が同じトーナメントで戦える貴重な機会でした。
ボールから発信される赤外線を赤外線センサーで受け取って追いかけ、コンパス(地磁気)センサーで相手の陣地か自分の陣地かを見分けて相手の陣地の時だけシュートする。
言葉にしても難しいですが、状況に合わせてどのセンサーの値をもとに動くのか考えたり、相手の動きを予想して作戦をかえるとなると無数に選択肢があり、レギュラーカテゴリとはまた違う面白さ、難しさがありました。
惜しくも優勝は逃しましたが、来年こそはと子どもたちははやくもやる気を見せています。
WROJapanではFootball競技の普及に努めており、プログラボでも近々来年度のFootball参加希望者向けに講習会を予定しています。
詳しくは各教室室長までお尋ねください、来年の大会もお楽しみに!
プログラボスタッフ一同
WRO2019 大阪公認予選会
■大阪中央公認予選会
8月3日(土)、4日(日)、追手門学院大手前中・高等学校大手前ホールにて、WRO2019大阪中央公認予選会が開催されました。
今年度の大阪中央公認予選会では、大阪中央エリアのエキスパート競技・ミドル競技に加え、大阪北エリアの小学生エキスパート競技、高校生ミドル競技、小学生ミドル競技が合同開催となったため、プログラボからもたくさんのチームが出場しました。
今年も難しい課題でしたが、たくさんの子どもたちがそれに立ち向かう力を身につけ、挑戦する気持ちを持ってくれたことを誇りに思います。
プログラボから入賞したチームは以下の通りとなります。
・小学生ミドル競技:優勝、準優勝、第3位(以上、3チームが全国大会出場)、第4位、第5位、第7位、第8位、テクニック賞
・小学生エキスパート競技:準優勝、アイデア賞
・高校生ミドル競技:優勝(全国大会出場)
全国大会には小学生ミドル3チーム・高校生ミドル1チームが出場権を得ました。
■大阪北公認予選会
8月6日(火)、関西大学北陽中学校にてWRO大阪北公認予選会が開催されました。
プログラボからは、中学生エキスパート競技、および中学生ミドル競技に出場しました。
普段の教室とは違う環境の中、センサー値の調整や、ロボットの調整などに四苦八苦しながらも日ごろの成果を発揮しました。
プログラボから入賞したチームは、以下のチームです。
・中学生ミドル競技:優勝(全国大会出場)、準優勝、第3位
・中学生エキスパート競技:優勝(全国大会出場)、準優勝、第3位、テクニック賞
全国大会には中学生エキスパート競技1チーム、中学生ミドル競技1チームが出場します。
兵庫県西宮市で行われる全国大会ではどのような活躍を見せてくれるのか、いまから非常に楽しみです。
■ベーシック大会
8月10日(土)、追手門学院大手前中・高等学校大手前ホールにて、WRO大阪ベーシック大会が開催されました。
ベーシック大会は、初めてロボットコンテストに出場する子どもたちを対象とした大会で、プログラボからは約80チームが参加しました。
開会式のあと、会場全員で声を合わせて「3、2、1、スタート!!」の元気いっぱいのかけ声で競技が開始。
教室で製作してきたチームオリジナルのロボットでミッションに挑みます。
いつもの教室とは違う環境にどう適応するか、当日発表されたサプライズルールをどうやってクリアするか、チームのメンバー同士、真剣に話し合っている姿が印象的でした。
競技終了後のインタビューでは、「練習してうまくいったのでよかった」「うまくいかないところがあってくやしかったので、次回はがんばりたい」と前向きな子どもたちの声が相次ぎました。
この想いは今後の授業や来年以降の大会、またロボットプログラミング以外の場面での大きな成長につながっていくと思います。
選手をサポートしてくださいました保護者の皆さま、応援をいただいた皆様に、この場をお借りしてお礼申し上げます。ありがとうございました。
入賞したチームも、残念ながら逃したチームも、本当によく頑張りました。これからも楽しみながら挑戦する気持ちを持ち続けてほしいと思います。
WRO2019 奈良公認予選会
8月3日(土)・4日(日)、帝塚山中学校・高等学校にてWRO Japan 2019 奈良予選会が開催されました。
プログラボ学園前からは、小学生エキスパート1チーム、中学生ミドル1チーム、小学生ミドル7チーム、小学生ベーシック5チームの計14チームが参加しました。
結果は以下の通りです。
【小学生エキスパート】 審査員特別賞
【中学生ミドル】 審査員特別賞
【小学生ミドル】 優勝(全国大会出場)、準優勝、審査員特別賞
【小学生ベーシック】 優勝、準優勝、第3位
今回、小学生ミドルの1チームが奈良県の代表として全国大会に出場する事になりました。
大会では、普段の力が出せたチーム、出せなかったチーム、普段以上の力が出せたチームと様々ですが、みんなとても頑張りました。
暑いなか応援に来ていただきましたご家族、練習のサポートをしていただいた保護者の皆様に御礼を申し上げます。
WRO2019 兵庫公認予選会
7月29日(土) 、30日(日)の2日間、関西学院初等部にて今年もWRO兵庫公認予選会が開催されました。
初めてのロボットコンテストへのワクワク感、上手く動かせるかの不安や緊張、入賞への期待、昨年のリベンジ、上位競技への挑戦など、プログラムだけではなく、そんな気持ちや願いも乗せたロボットと共に、子ども達が熱戦を繰り広げました。
プログラボの選手たちの競技結果は以下の通りです。
【ミドル競技】
エレメンタリー(小学生)部門 優勝、準優勝、3位 (3チームが全国大会出場)
ジュニア(中学生)部門 2位、3位
【エキスパート競技】
エレメンタリー(小学生)部門 優勝、準優勝 (2チームが全国大会出場)
ジュニア(中学生)部門 優勝 (全国大会出場)
シニア(高校生)部門 優勝 (全国大会出場)
【ベーシック競技】
小学生部門:3位
中学生部門:1位、2位、3位
【セミミドル競技】
1位
兵庫県代表として、プログラボからは7チームが
8月25日に西宮市で開催されるWRO Japan 2019決勝大会へ出場することとなりました。
たくさんのライバルチームや観戦者がいる中で、臆することなく最後まで戦い抜いた子ども達の姿は本当にたくましいものでした。
ある小学生のチームは、授業では3人全員が揃うことが少なく不安な様子でしたが、それでも今自分にできることを1つずつこなすことで、サプライズルール(大会当日の朝に発表される追加ルール)を除くすべてのミッションをクリアできるところまで仕上げることができました。
練習中は他チームに比べメンバー全員が揃うことが少なかったにも関わらず、大会当日はお互いに話し合い、サプライズルールにも果敢に挑戦してくれました。
結果は1回目の競技では満点は逃したものの、再調整をし、2回目の競技では見事満点を取ることができました。
2回目の競技で全てのミッションをクリアしてゴールに止まった時、選手の一人が小さくガッツポーズをしました。
『そのような姿を初めて見た』と、後日保護者の方から伺いました。
『子供の心に火がともる瞬間を見られて感動しました』というお言葉に、私の胸も熱くなりました。
また、ある中学生のチームは『初めてのことが苦手だ』と言っていました。
当日発表されるサプライズルールに対する不安があったのでしょうか、
普段の授業から「今日やるべきこと」を書いていた生徒のノートには、自分で想定したサプライズルールと、その対策が書かれたページが追加されていきました。
自分自身と真剣に向き合うその姿勢に感動しました。
本番は想定していたサプライズルールではなかったものの、結果は1回目と2回目の競技共にサプライズルールを成功させ、ミドル競技参加チームで唯一の両競技満点という素晴らしいものでした。
スピードの差で惜しくも優勝は逃したものの、そのチームの挑戦と健闘に会場からは大きな拍手が送られました。
各チームが積み重ねてきた時間の中で、子ども達の変化や成長を感じられた事、大変嬉しく思います。
この夏の経験が子ども達の未来を支える力になってくれることを願うと共に、今後も更なる成長の手助けができるよう、私たちも精一杯頑張っていきたいと思います。
最後に、今年も子ども達のために貴重な時間を作っていただいた保護者様に、厚くお礼申し上げます。
プログラボスタッフ一同
WRO2019 京都公認予選会
7月28日(日)に東山中学高等学校でWRO2019京都公認予選会が開催されました。
プログラボ四条烏丸から12チーム、洛西口から8チームが参加いたしました。
結果は以下のとおりです。
小学生エキスパート競技 準優勝
小学生ミドル競技 第3位
小学生ベーシック競技 優勝、準優勝、第3位
惜しくも全国大会への出場は果たせませんでしたが、参加したすべての生徒の頑張りに拍手を送りたいと思います。
また、選手をサポートしてくださいました保護者の皆さまにはこの場をお借りしてお礼申し上げます。ありがとうございました。
プログラボスタッフ一同
WRO2019 東京公認予選会&プログラボ内選考会
7月14日(日)東京予選会へ出場するためのプログラボ内選考会が、翌週7月21日(日)には東京予選会が開催されました。
7月14日(日)、JR中央線の武蔵境駅前にある武蔵野スイングホールにおいて、東京予選会へ出場するチームを決めるプログラボ内選考会を行いました。
綾瀬校、葛西校、TAC中野校、武蔵小金井校の4校から、79名・39チームが集まり、今年も白熱した競技が繰り広げられました。
昨年に続いて2回目の参加となる生徒、今年が初参加でちょっと緊張気味の生徒と様々でしたが、昨年よりも難しくなった競技内容で少しでも高得点がとれるよう、各チームとも時間ギリギリまで調整を頑張っていました。
プログラボ内選考会の結果、東京予選会への進出は以下の通りとなりました。
・小学生ミドル競技…武蔵小金井校より4チーム
・中学生ミドル競技…綾瀬校より1チーム、武蔵小金井校より1チーム
・中学生エキスパート競技…武蔵小金井校より1チーム
翌週7月21日(日)、東京の蒲田にある日本工学院専門学校において、東京予選会が開催されました。プログラボからは7チームの出場です!(※東京予選会は選考会の参加チーム数によって出場枠数が決まります。)
以下、出場教室のコーチよりご報告します。
■綾瀬校
昨年の10月に開校したばかりの綾瀬校は今年が初めてのWRO大会参加です。
その中でもミドル競技でプログラボ内選考会を勝ち抜き、東京大会に出場した「みかんロボット」チームは2月のプログラボ祭りで思う結果が出なかった悔しさを胸に、掲げた目標は全国大会出場です。
プログラボ内選考会は満点と大変良い結果でしたが、みかんロボットチームの満足度は今一つ。すぐさま1週間後に控えた東京大会に向けて理想のプログラミングにするべく、コースのクリアタイムやアームの動き、ライントレースの精度等、選考会で課題に感じた部分を見直し、真摯に調整に取り組む姿勢には高い目標への強いこだわりが垣間見えていました。
迎えた東京大会当日。
他のチームの苦戦をよそに、みかんロボットチームは早いペースで調整を進め、順調にプログラミングを仕上げていきました。また、当日出題されるサプライズルールにもしっかりと対応。調整中は終始非常に落ち着いた様子でした。
そして調整時間が終わり、緊張の競技時間。
走行の順番が最後だったこともあり、多くの観客が見守る中の競技。
競技の結果は1回目、2回目ともに110点でした。
残念ながら本番ではサプライズルールを成功できませんでしたが、あと数センチという非常に惜しいところまで持っていくことができました。
結果は見事、東京大会優勝。全国大会出場への切符を手に入れ、ピットから戻ってきた生徒たちは見違えるほどに逞しくなったように感じました。
努力に対して望んだ結果が出ることは大変うれしいことです。
自分たちが決めた目標にこだわり、妥協せずに最後までやり抜いたことは今後の人生の財産になると思います。全国大会でも調整に磨きをかけ、純粋により良いプログラミングができていくことを楽しみながら自分の可能性に挑戦してみてほしいです。(豊田)
■武蔵小金井校
武蔵小金井校から東京予選会へ出場するのは6チーム。東京予選会では、全国大会と同様、急遽ロボット作りから行うこととなり、大会前日までバラバラのパーツを組立てる練習に集中しました。
東京大会当日。練習通りロボットを組立てた各チームは、試走でトライ&エラーを繰り返し、最後まで細かなプログラムの調整をして競技本番に備えました。
2回の競技を終え、武蔵小金井校のチームは輝かしい結果を残してくれました!
・小学生ミドル競技…優勝 「KKⅡ」チーム
・中学生ミドル競技…準優勝 「MSK023」チーム
・中学生エキスパート競技…準優勝 「MSK635」チーム
惜しくも全国大会出場は逃しましたが、出場した6チームのメンバーたちの大舞台でも臆さずに挑む姿は、とても大きく、頼もしいものでした。
大会への取組みを通じて、チームで一つひとつ決めながらゴールへ進んでいく姿勢、そこで一人ひとりが感じた思いや感情は、これから生徒たちが挑戦する全ての物事の一助になると信じています。
プログラボがそういった経験の出来る場であり続きられるよう、これからも務めていきます。(小野)
WRO2018 Japan決勝大会
9月9日(日)石川県金沢市医王山スポーツセンターにて「WRO2018 Japan 決勝大会」が開催されました。
WROは世界74の国と地域で6万人以上の小中高校生が参加するロボット競技会です。例年東京で行われていた全国大会ですが、今年からはいろんな地域でロボット競技に取り組む子どもたちを増やしていくきっかけづくりにするために、北陸に舞台を移しての開催となりました。全国41地区で約2000チームが参加した公認予選会を見事突破した代表チームが、一堂に会して熱戦を繰り広げました。
プログラボからは、レギュラーカテゴリーにおいて、エキスパート競技中学生部門に2チーム、エキスパート競技小学生部門に1チーム、ミドル競技中学生部門に1チーム、ミドル競技小学生部門に2チーム、計6チーム14名が参加しました。
今年は、出場各チームの大会での様子を、それぞれの担当コーチよりご報告します。
■チーム名 ダブルオー
■カテゴリー ミドル競技小学生部門
■所属教室 プログラボ四条烏丸
■予選地区 京都大会
「ダブルオー」チームは、初めての全国大会ということもあり少し緊張した面持ち。競技開始の合図で組み立てたロボットを早速試走させますが、練習の時はできていたはずの動きができません。原因もわからず、ただただ時間が過ぎていくばかり。それでもなんとか焦りと戦いながらもう一度チームで協力して課題に立ち向かっていき、ロボットも少しはコントロールでき始めたかな、というところで1回目の競技に。惜しくもライントレースが外れ途中リタイヤとなりました。
再調整時間は20分しかありません。ですが彼らは目いっぱいチャレンジしていきました。そして時間となり2回目の競技。今度は先ほどと違うところでライントレースが外れ途中リタイヤ。悔しい結果となってしまいました。
しかし、選手たちの表情には晴れやかさがありました。いつもと違う環境、限られた時間、プレッシャーの中で試行錯誤を重ね、ベストを尽くした挑戦者の顔がそこにはありました。おそらく彼らはまたチャレンジャーとしてこの場に挑んでくれる事でしょう。そしてその時は今よりももっと成長した姿を見せてくれるに違いありません。(吉田)
■チーム名 ロボットTKT
■カテゴリー エキスパート競技小学生部門
■所属教室 プログラボ夙川
■予選地区 兵庫大会
■チーム名 M&I
■カテゴリー エキスパート競技中学生部門
■所属教室 プログラボ夙川
■予選地区 兵庫大会
今年は、夙川からは小学生と、中学生のエキスパートでそれぞれ1チームずつが出場しました。競技のレベルが年々向上しており、当日発表されたサプライズルールについても、チームのロボットによっては、その機構上、トライすることが困難なものでありました。また当日の天候のこともあり会場の暗さや、照明の色など、調整しなければならないこともたくさんあります。
「ロボットTKT」チームのロボットの場合は、たった一つだけサプライズをクリアする方法がありましたが、果たしてそれに気付いてくれるか・・・私たちは調整時間の間、彼らがどうやってそれらの課題を克服していくのか見守るしかありません。そんな中でも調整を繰り返すうちに、ロボットが少しずつ安定して動き出し、サプライズも唯一と思われた方法にたどりつき、調整時間中にはかなり期待の持てる状態にまで仕上がってきました。
しかし1回目の競技では途中でルートがずれてしまい失敗。2回目の競技までの短い調整時間の中で、再び対策を練り直さなければなりません。後で知ったことですが、私がその時に考えていた対策方法と同じことを彼らも考えて実行していたそうです。
いよいよ2回目の競技。サプライズもうまくクリアできそうな状態に動作しましたが、その時にブロックを取り分けるアームがほんのわずか1mm程度ずれたまま次のブロックに差し掛かり・・・サプライズには成功したものの、2回目の競技も満点を獲得することはできませんでした。
一方、「M&I」チームは、大会直前まで微調整を繰り返しかなりロボットの精度は上がっていましたが、不安な点がいくつか残ったままでしたので、そこさえうまくクリアできれば、上位を狙えるような状態でした。
1回目の競技では、立ち上がりは最高の状態でしたが、一番不安だった移動のところでわずかながらずれてしまい壁にぶつかってしまったため、その後の課題がクリアできませんでした。
そこさえ再度調整できれば2回目の競技でいける、そう思っていましたが、2回目の競技では今までほとんどミスをしたことがないようなところでロボットがずれてしまい、1回目の結果を上回ることはできませんでした。
今年は残念ながら2チームとも得点としての結果は残すことはできませんでしたが、チームで作戦を立て、ロボットを調整し、課題に果敢にトライする姿を見ることができました。それは日々の活動の中で、時には私達のアドバイスを否定し、自ら考えて取り組む姿勢が存分に発揮された結果なのではないかと思います。
もちろん結果が出ればそれが一番良いのかもしれませんが、それよりも本当に大事なことは何なのかを、あらためて子ども達の行動から気付かされた気がしました。(若田)
■チーム名 フレンズロボット
■カテゴリー ミドル競技小学生部門
■所属教室 プログラボ千里中央
■予選地区 大阪北大会
■チーム名 SSMJ
■カテゴリー ミドル競技中学生部門
■所属教室 プログラボ千里中央
■予選地区 大阪北大会
■チーム名 2nd Challengers
■カテゴリー エキスパート競技中学生部門
■所属教室 プログラボ千里中央
■予選地区 大阪北大会
「フレンズロボット」チームは小学4年生の女子3人チーム。大会前は、なかなか3人揃って練習ができなかったり、コミュニケーションがうまくいかず涙を流したりと決して順風満帆ではありませんでした。しかし、小学6年生の女子3人でエキスパート競技にチャレンジした先輩たちが、自チームの地方予選敗退後も練習に参加し、大舞台に挑む後輩たちのよき相談役となってくれました。その甲斐もあってか、目に見えてチームワークもよくなり、メンバーそれぞれが主体的に取り組む姿に成長を感じました。
そして迎えた大会当日。ロボットがコースアウトすると机から落下して破損しかねないという厳しい環境でしたが、3人は息をピッタリ合わせ、調整に取り組んでいました。また、待ち時間なども含めて長時間の競技にも、集中力を切らさず、最後まで諦めずに取り組んでくれました。競技終了後も、「やり切った」という笑顔が見られ、入賞こそなりませんでしたが、この大会を通じて3人が手に入れたものは、トロフィー以上に価値のあるものだったように思います。
「SSMJ」チームは中学1年生と小学6年生の2人チーム。昨年のWRO大阪大会ベーシック競技高学年部門で優勝し、今年ミドル競技で初の全国大会出場を果たしました。昨年は豊中校の生徒だった2人ですが、メンバーの1人が転居により千里中央校に転校。一度は離れ離れになったものの、WROを前に「もう一度昨年と同じチームで挑みたい!」との強い思いで、教室をまたいでの再結成となりました。
大会当日は、初めこそ難しいサプライズルールに苦戦していましたが、試走では成功させるなど順調な調整をしていたかのように見えました。しかし、本番ではセンサーの誤認識などに苦しみ、結果は5位。目指していた表彰台にはあと一歩届きませんでしたが、この経験と悔しさをバネに、来年はエキスパート競技で再び大活躍してくれることと思います。
そして、今大会最も難しいとも言われたエキスパート競技中学生部門に挑んだのが「2nd Challengers」チームです。チーム名には、昨年ミドル競技で全国準優勝だったメンバーたちの、今年に賭ける思いが込められています。ロボットの設計にも相当苦労しました。試作機を作っては壊し、作っては壊し、ようやく5度目の再設計でたどり着いたのは、オブジェクトを運搬する機構が、水平方向に開閉しつつ垂直方向にも上下できる、どこのインターネット動画にも載っていない唯一無二のロボットでした。
満を持して挑んだ大会当日。練習してきた環境と異なるコースの硬さや大雨による湿度などに苦しみながらも、サプライズルールに果敢に挑んでいきました。1回目の競技、ほとんどのチームがサプライズルールへの挑戦を避けて安全策を取る中、リスクを取ってチャレンジし続けた3人。2回目の競技でもその姿勢は一貫していました。そして見事、難解なサプライズからの得点を果たしたのでした。
結果としては基礎点の崩れが響き、惜しくも入賞はなりませんでした。なお、今年のエキスパート競技中学生部門は、世界大会へ上位2チームのみの派遣となりました。その選考理由として「上位入賞し、かつサプライズルールにチャレンジしていたチーム」と発表されるのを聞きながら、彼らの堂々たる戦いぶりに改めて、誇らしい思いでした。
いずれのチームも、大阪代表の名に恥じない立派な姿を見せてくれたように思います(延命寺)
今年も選手たちは本当によく頑張りました。競技である以上、全員が思っていた結果を手にすることはできませんが、この夏の経験が、選手たちの成長の一助になればと願ってやみません。夢を実現するべく挑み続けたその背中に、温かい拍手をお願いいたします。
今後もプログラボでは、様々なロボットコンテストへの出場を通じて、未来を担う子どもたちの「夢を実現するチカラ」を育んで参ります。地方大会、全国大会と長きにわたる大会期間中、数多くのご支援、ご声援を賜りまして、誠にありがとうございました。
プログラボスタッフ一同
WRO Football 2018
8月24、25日の2日間、大阪工業大学梅田キャンパスでWROFootball競技の日本大会が開催されました。
プログラボからは夙川教室と野田阪神教室より、計8チーム22名が出場しました。
WROのFootball競技はレゴマインドストームを使って1チーム2~3名で2台のロボットを作り、1試合10分間で決められたゴールの数を競います。
1台はゴールキーパー、もう1台は攻撃というようにスポーツのサッカーに似せて作るチームもあれば、とにかく攻撃あるのみ!と2台とも攻撃に回してゴール前がガラ空きのチームもあります。
ミドル競技やエキスパート競技ではあらかじめ公表されたルールに基づき、正確なロボットを作ることが求められます。
Footballでも正確性は必要ですが、「勝負は時の運」とばかりに番狂わせが起こります。
競技時間中やハーフタイムにプログラムの変更が可能なので、臨機応変に対応する力も問われます。
このFootball競技は、国際大会では毎年開催されていたのですが、ジャッジの難しさなどもあり国内ではしばらく開催されていませんでしたが、奈良の帝塚山中・高の先生方が中心になり、昨年から国内大会を復活させました。
そのような新しいカテゴリーですので、地区予選は無しで、参加した23チームの中で優勝したチームはいきなりタイの国際大会への出場権を得られます。
プログラボの生徒たちも初めて使う赤外線センサー(ボールを追いかけるため)やコンパスセンサー(自陣のゴールを判別するため)に苦労しながらなんとかロボットを完成させて当日を迎えました。
24日はミニゲームという当日発表されるルールに対応するプログラムを作ります。
ディフェンダーに見立てたブロックを倒さずにボールをゴールに入れるというのがゲームの内容で、ロボットの走行するコースやスピードを工夫していました。
本来であればミニゲームの点数が翌日のトーナメントの組分けに活用されるはずでしたが、前日に関西を通過した台風の影響で参加できないチームもあり、エキシビジョンマッチになりました。
それでもプログラボのメンバーは一生懸命取り組み、参加チームの中で最高得点を出したチームもあり、翌日のトーナメントに向けていい肩慣らしになった様子でした。
翌25日は午前中に1グループ3チームが総当たりで行う予選トーナメント、午後からは各グループの上位2チームが出場できる決勝トーナメントが行われました。
Football競技は小学生から高校生までが一緒に参加しますので、いかにも強そうな高校生と対戦することになったチームもありました。
一度コート上で走り出したら祈るしかない状況で、一生懸命自分たちのロボットを応援する様子には他の学校の先生方も感心し、野田阪神の「FCインシアンアリー」チームがベスト8に食い込みました。
プログラボとしても初めての参加でしたが、選手たちの楽しそうな様子にミドル競技やエキスパート競技とは違った良さがあると感じました。
これからも生徒たちと様々なチャレンジを重ねていきたいですね。
プログラボスタッフ一同
WRO2018 大阪北公認予選会
8月5日(日)、および8月9日(木)にWRO2018 大阪北公認予選会が行われました。
ロボット競技人口の急増に伴い、今年から複数のエリアに分かれて開催されることになったWRO大阪大会。大阪北エリアのプログラボからは、8月5日(日)追手門学院大手前中高等学校大手前ホールにて行われたエキスパート競技エレメンタリー(小学生)部門、および8月9日(木)関西大学北陽中学校にて行われたエキスパート競技ジュニア(中学生)部門、ミドル競技エレメンタリー(小学生)部門、ミドル競技ジュニア(中学生)部門に参加しました。
エキスパート競技エレメンタリー部門に挑んだ「KYスパイダーズ」チームのYくんは小学6年生。昨年はミドル競技で決勝大会に進出し全国2位になるなど、才能溢れる選手です。また、チームメイトで同い年のKくんもプログラミングセンス抜群の天才肌。2人のチームは大会前の練習でも抜群の成功率を誇っていました。しかし、能力ある2人ゆえに互いに譲れない部分も多く時にぶつかり合ったり、なかなか互いの意見を取り入れられず悩む姿もありました。そして迎えた大会当日…。
想像以上に難易度が高いサプライズルールに各チームが苦戦する中、互いの意見を聞きながら協力し合って必死に取り組む2人の成長した姿がありました。そして結果は…。
目指していた全国大会出場にはあと一歩手が届きませんでした。競技終了後、顔を覆って肩を落とすYくんに、そっと寄り添うKくんのやさしい姿が印象的でした。
エキスパート競技ジュニア部門は、他地区の大会でも、無得点のチームが続出するなど、今大会屈指の難易度の高さに、各チーム苦戦を強いられました。
「学校法人STY学園」チームのSくんは中学1年生。新中学1年生ばかりで結成されたSくんのチームのライバルは、同じ教室で切磋琢磨してきた上級生中心のチーム。全国大会経験者揃いの強豪です。最初はなかなかうまく動くロボットが作れず試行錯誤の日々でしたが、メンバーのYくん、Tくんと共に何台もロボットを再設計し、ようやくロボットの形が決まります。
しかし、さあこれから、という矢先にチームをアクシデントが襲います。ロボット担当のTくんが、中学校の部活が厳しく全く練習に来れない状況に。さらにプログラム担当のYくんも、腕を骨折してしまうという大ピンチ。残されたSくんは、どんどんプログラムを仕上げていく先輩チームを横目で見ながら、1人で黙々と作業する孤独な日々が続きました。しかし「1人で頑張るSくんを放ってはおけない」と、Yくんが腕を包帯で固定したまま練習に復帰します。ここからは怒涛の追い上げで、最後はどちらが勝ってもおかしくないほどの仕上がりとなりました。最後はTくんも部活を休んで駆け付け、3人揃って大会に臨むことができました。そして結果は…。
堂々の準優勝!表彰式後、共に頑張ってきた優勝チームに全国大会へ向けたエールを送るなど、表彰式後の3人の表情には何かをやり遂げた清々しさのようなものを感じました。
今年もチームの数だけ、様々なドラマがあった熱い夏でした。
それでは、プログラボの選手たちの競技結果をご報告します。
【WROエキスパート競技】
エレメンタリー部門 準優勝、3位、審査員特別賞
ジュニア部門 優勝、準優勝、3位【全国大会出場権獲得】
【WROミドル競技】
エレメンタリー部門 優勝、準優勝、3位【全国大会出場権獲得】
ジュニア部門 優勝 準優勝【全国大会出場権獲得】
競技である以上、全員が思っていた結果を手にすることはできませんが、この夏の経験が、選手たちのさらなる成長の一助になればと願ってやみません。
選手たちは本当によく頑張りました。夢を実現するべく挑み続けたその背中に、温かい拍手をお願いいたします。
プログラボスタッフ一同
WRO2018 奈良大会
8月4日(土)・5日(日)に帝塚山中学校・高等学校の学園講堂でWRO奈良大会2018が開催されました。
プログラボからは、学園前校より中学生ミドル1チーム、小学生ミドル5チーム、ベーシック5チームが出場しました。
練習の時は「絶対優勝する!」という鼻息の荒いチームや、「早く負けて帰りたい…」という少々自信のないチーム等様々でしたが、当日は会場の雰囲気と観客の多さにみんな少し緊張しているようでした。
競技大会への出場は初めての生徒も多く、普段の授業ではありえないようなトラブル等も発生する中、みんな諦めずに最後まで精一杯がんばってくれました。
結果は
中学生ミドル 審査員特別賞
小学生ミドル 3位入賞、審査員特別賞
ベーシック 優勝、準優勝
でした。
この大会を通してうれしかった事、楽しかった事、また悔しかった事、そしてチームワークの大切さなど色んな事を思い、感じたと思います。
この経験を活かし、これからの生徒たちの成長に期待を致します。
プログラボスタッフ一同
WRO2018 東京公認予選会&プログラボ内選考会
7月29日(日)東京予選会へ出場するためのプログラボ内選考会が、翌週8月5日(日)には東京予選会が開催されました。
7月29日(日)、東京の神田にあるステーションコンファレンス万世橋ビルにおいて、東京予選会へ出場するためのプログラボ内選考会を行いました。
この4月より中野ICTCO校、葛西校、武蔵小金井校を関東初開校させたプログラボ。初めてのWRO東京予選会出場を目指し、3校・計90名の生徒が集まり、熱い競技が繰り広げられました。
多くの生徒たちは、選考会のみで開催のベーシック競技に出場しました。初めてのロボットコンテスト。練習通りゴール出来たチームもあれば、観客がたくさんいる中で緊張してなかなか思うようにロボットを動かせなかったチームもありました。
また、中学生を中心に取り組んだミドル競技では、優秀な成績を収めたチームは翌週の東京予選会に出場することができます。そのプレッシャーを感じながらも全チームが最後まで真剣に取り組む姿がとても印象的でした。
プログラボ内選考会の結果、中学生ミドル競技で優勝した武蔵小金井校のチームと、準優勝した葛西校チームが選抜され、いざ東京予選会へ!
東京予選会は、翌週8月5日(日)、東京の蒲田にある日本工学院専門学校で開催されました。
プログラボ以外で学んでいる沢山の選手たちを前に、緊張気味の葛西校、武蔵小金井校の選手たち。ロボットプログラミングを学び始めてわずか4か月で東京予選会に出場した自信を胸に、最大限の力を出し切ってくれました。
結果は…、武蔵小金井校のチームが中学生ミドル競技で見事3位入賞することができました!
初めての大きな大会で、両チームともにチームワークを発揮して、最後まで頑張ってくれました。
関東では10月に新しく目黒校、綾瀬校、国立校が開校します。
来年は新たな仲間たちと共に、今年以上の熱戦が繰り広げられることでしょう。
大会へ向けての取り組みを通じて、生徒たちの新たな一面、成長を沢山見つけることが出来ました。今後の授業を経て、さらに成長した姿を見せてくれる子どもたちが本当に楽しみです!そんな大きな期待感を残してくれた大会でした!
プログラボスタッフ一同
WRO2018 大阪中央公認予選会
8月4日(土)に追手門学院大手前中高等学校大手前ホールにおいてWRO大阪中央公認予選大会のミドル競技が行われました。
シニア部門(高校生)3チーム、ジュニア部門(中学生)7チーム、エレメンタリー部門(小学生)10チームが参加し、プログラボからは上本町校と京橋校からそれぞれ2チームずつエレメンタリー部門に出場しました。
大阪公認予選大会のミドル競技では、全国大会と同じくロボットの組立から行うものでした。機器のトラブルや急にロボットが動かなくなる等、予期せぬことが発生するチームもありましたが、プログラボのチームは見事3位に入賞しました。
プレッシャーのかかるこの環境で最後まで諦めずに果敢に挑戦し、取り組んでくれました。
それぞれこの1日で経験したことを胸にこれからも課題や困難に向かって学び続けてほしいです。
プログラボスタッフ一同
WRO2018 兵庫公認予選会
今年も7月28日(土)に関西学院初等部においてWRO兵庫公認予選会が行われました。
アドバンストコースの生徒が参加する、ミドル、エキスパート競技は予定通りの開催でしたが、スタンダードIIコースの生徒が参加するベーシック競技は、台風のため中止となりました。はじめてのロボット大会で楽しみにしていた子も多かったので、とても残念です。
プログラボの選手たちの競技結果は以下の通りです。
・中学生エキスパート競技 優勝、準優勝 ※優勝は全国大会出場
・小学生エキスパート競技 優勝、準優勝 ※優勝は全国大会出場
・小学生ミドル競技 準優勝
エキスパート競技は、中学校・小学校ともに優勝・準優勝、また小学校ミドル競技も準優勝でした。
まずはミドル競技について。
今年度のミドル競技は昨年からルール変更があり、これまでと内容が全く異なる競技となりました。競技ミッションは、上位カテゴリーのエキスパート競技に近いものとなっていますので、エキスパートへのステップアップとして位置づけ、生徒がより難しいミッションに取り組む為の力をつける機会になるような授業を行いました。
ミドル競技への取り組みでは、昨年まではベースとなるセンサー等がついていない基本ロボットに、チームごとにセンサーやアーム等のしくみを自分たちで考えて取り付けてロボットを仕上げていました。ただ、エキスパート競技ではゼロからロボットを作っていく必要があります。そのため今年はミドル競技でもチームごとに、なるべくゼロからベースとなる部分も含めて組立図等を見ないでロボットを組み立てるようにしました。
しくみ自体は同じようなものでも、パーツの選択、モーターの配置、センサーの位置など皆違っています。これにより、黒ラインにそって進むライントレースの性能も異なりますし、ものをつかむ部分でも、ちょっとした動作の違いや不具合が多発します。プログラムの工夫だけではうまく動作させることが出来ない場合は、ロボットの作り直しも発生します。
特に今回のミドル競技のコースは、いままであった木枠の「壁」がありませんので、一度ロボットがラインを読み間違えてしまうと、そこでほぼ競技続行が不可能になってしまう難しいものでした。たった一つのパーツが有るか無いかだけでも精度が変わってしまいます。
そういった中で様々な経験をし、より難しい競技にもチャレンジできるような力をつけていって欲しいと思っています。目先の結果を出すことも必要な時がありますが、WROは一年に一度しかない貴重な機会ですので、子ども達の成長のチャンスを奪ってしまうことがないようにしたいと思っています。
次にエキスパート競技について。
エキスパート競技は、小学生部門と、中学生部門に参加しました。
結果的にはどちらも優勝することができましたが、特に小学生では、サプライズも成功して満点を出すことができ、内容的にもすばらしいものでした。
エキスパート競技のルールは毎年1月ごろに発表されます。年々競技レベルが上がっていて、ロボットを完成させるのにかなりの時間が必要となってきます。
その為、今年度は早いチームでは2月ごろから活動を始めました。プログラボでは月3回、1回90分の授業ですので、1ヶ月でも270分しか練習できる時間がありません。その中で、ルールを理解し、ロボットのしくみを考え、制作を行い、プログラミングをしてロボットを仕上げていきます。
例えば1ヶ月かけて作ったロボットが思うように動かなければ、また再検討し、作り直しを行わなければなりません。進捗がなくただ時間だけが過ぎていくこともあります。長い期間をかけたミッションですので、ずっと集中するのが難しい時期もあります。
プログラムが全て完成しなかったり、細かな調整が追いつかずに本番を迎えたチームもあります。教室ではうまく動いていたロボットが、本番でその力を発揮できないこともあります。それでも競技の調整時間の中で、教室ではできていなかったプログラムを完成させるチームもあったり、1回目の競技で失敗していた箇所を修正できていたりと、確実に力を付けていっているのが目に見えて分かる場面も多々ありました。
小学生と、中学生のエキスパートのチームは、9月に行われるJapan決勝大会に挑みます。わずかな時間しかありませんが、より精度の高いロボットに仕上げて、まだその先の世界大会もありますので、がんばって欲しいなと思っています。
最後に、いつも子ども達のために貴重な時間を作っていただき、保護者の皆様には本当に感謝しております。
今回の大会で、くやしい思いをした子もたくさんいると思いますが、一つ一つの経験を大切にして成長していってくれればと思います。今後ともよろしくお願いいたします。
プログラボスタッフ一同
WRO2018 京都公認予選会
7月29日(日)に東山中学高等学校においてWRO京都公認予選会が行われました。
前日の台風の影響で開催が危ぶまれる中、2時間開始時間を遅らせての開催で、競技中もスコールのような大雨が降るという最悪のコンディション。
競技者たちはピットと競技場をつなぐ渡り廊下でロボットを濡らさないよう気を付けながら何度も往復しロボットの調整を続けました。
今回、プログラボ四条烏丸からは、ミドル競技に4チーム、ベーシック競技に5チームが参加しました。
競技結果は以下の通りです。
・小学生ミドル競技 1位、2位、3位 ※1位は全国大会出場
・小学生ベーシック競技 1位、2位、3位
ミドル競技、ベーシック競技ともに1位、2位、3位という華々しいものでした。
ですが、何よりも素晴らしかったのは、悪天候にも負けず、時間ぎりぎりまであきらめずに競技に取り組む生徒たちの姿でした。
人が夢を実現するうえで最も大事なあきらめない力、最後までやり抜こうとする意志、それを感じさせてくれた参加者全員に拍手を送りたいと思います。
プログラボスタッフ一同
WRO2017 Japan決勝大会
9月17日(日)に「WRO Japan 決勝大会 2017」が、東京・有明のBumB東京スポーツ文化館で開催されました。 プログラボからは、レギュラーカテゴリーにおいて、エキスパート競技中学生部門に1チーム、ミドル競技中学生部門に1チーム、ミドル競技小学生部門に3チーム、計11名が参加しました。
プログラボの選手たちの競技結果は以下の通りです。
【エキスパート競技】
中学生部門 全国4位
【ミドル競技】
中学生部門 全国準優勝
小学生部門 全国2位、全国2位、全国7位(同率2位が2チーム)
出場した全チームが上位に入り、値千金の大健闘でした!みんな本当におめでとう!そして、地区大会から続いた長い練習の日々も含めて、本当にお疲れ様でした!
当日は、大型台風接近の影響で、時間短縮のため競技ルールが直前に変更され、開催自体も当日朝まで心配されましたが、悪天候にも負けず、全国37地区の地方予選を突破した121チームが一堂に会して熱戦を繰り広げました。
まず、ミドル競技小学生部門では、当日発表されたサプライズルールに対応しゴールできたのが、参加全チーム中1チームのみと大苦戦。結果、同得点2位のチームが多数出たとのことで優勝チーム以外の表彰は行われないことになりました。あと1点が取れていれば…、と悔しい思いをした選手たちでしたが、難しい競技に最後まで諦めずに挑み続けた姿は、3チーム共、大阪府代表、兵庫県代表の名に恥じない素晴らしいものでした。
次に、ミドル競技中学生部門では、1回目の競技でスタート直後にミスでリタイアし、頭を抱えて落ち込む姿に少し心配しましたが、2回目のたった20分間の調整時間でなんとか立て直し、サプライズルールも攻略。見事、準優勝を勝ち取りました。限られた時間の中で不安や焦りと戦いながら、問題を解決し、結果を導き出した経験は、きっと今後の人生の糧となるはずです。
そして、エキスパート競技中学生部門では、確実に点数を取るためにサプライズルールの内容を全て行わずにゴールを優先するチームが多い中、1回目の競技からサプライズに果敢に挑戦。ほぼ成功したのですが、ゴールへ向かう寸前で2分の時間制限が来てしまい、惜しくもゴールポイントを獲得することができませんでした。
2回目は、コース途中の段差に引っかかってしまい途中リタイヤ。
結果的には入賞とまではいきませんでしたが、サプライズに挑戦し自分達のベストを尽くそうとする姿を見て、本当に子ども達を誇らしく思いました。
今後もプログラボでは、様々な大会への出場を通じて、未来を担う子どもたちの「夢を実現するチカラ」を育んで参ります。地方大会、全国大会と長きにわたる大会期間中、数多くのご支援、ご声援を賜りまして、誠にありがとうございました。
プログラボスタッフ一同
WRO2017
WRO2017が開催され、当教室の生徒たちも参加しました。
本番でうまくいったチームの動きをよく見てみると、スピードだけではない、様々な工夫が随所に見られ、ゴールと同時に会場から大きな拍手が起こるなど、ロボット大会らしい盛り上がりを見せてくれました。
練習ではうまくいっていたはずのロボットが、本番の会場ではうまく動かないことはよくあります。それでも、なんとか与えられた時間内で調整しようと試行錯誤する姿は、競技の結果に関わらず、とても価値のあるものだと感じました。
1回目の競技でなかなかうまくいかなかった各チームが、2回目の競技に向けて気持ちを立て直し、懸命に調整した結果、見事100点台に乗せてくるチームも多くあり、絶対に諦めない姿勢、自らの力で困難な課題に立ち向かう問題解決力を見せつけてくれました。たくましく成長した選手たちの姿を見ていると、胸に熱いものがこみあげてきました。
プログラボの選手たちの競技結果は以下の通りです。
【WRO兵庫大会】
日程 7月29日(土)、30日(日)
会場 関西学院初等部
・ベーシック競技 2位
・小学生ミドル競技 1位、2位、3位 ※1位、2位は全国大会出場
・小学生エキスパート 3位
・中学生エキスパート 1位 ※全国大会出場
【WRO大阪大会】
日程 8月5日(土)、6日(日)、11日(金)
会場 追手門学院大手前中高等学校大手前ホール
・小学生ミドル競技 1位~6位、8位入賞 ※全国大会出場権獲得
ロボットデザイン賞 受賞
・中学生ミドル競技 1位 ※全国大会出場
・小学生エキスパート競技 2位~8位入賞
・小学生ベーシック競技
低学年部門 1位~8位入賞
中学年部門 1位~8位入賞
高学年部門 1位~8位入賞
【WRO京都大会】
日程 7月30日(日)
会場 東山中学高等学校
・小学生ベーシック競技参加
【WRO奈良大会】
日程 8月5日(土)、6日(日)
会場 帝塚山中学校高等学校
・小学生ベーシック競技参加
大会終了後、惜しくも今回は入賞を逃して涙した選手が「来年は全国大会とか世界大会を目指してチャレンジする。もっともっとプログラミングできるようになって、もっかいここに来るねん」と言って笑顔で帰っていく後姿を、頼もしい思いで見送りました。
今回のWROへの参加を通じて、輝く未来を準備する「何か」を獲得してくれたことを祈るばかりです。
選手たちは本当によく頑張りました。夢を実現するべく挑み続けたその背中に、温かい拍手をお願いいたします。
プログラボスタッフ一同
WROプレ大会
WRO出場前に大会の雰囲気を感じてもらえるように、プログラボ内でプレ大会を行っています。
■2016年度
- プレ大会(夙川・野田)2016年6月25日(土)
- プレ大会(高槻・千里中央)2016年12月25日(日)
WRO(World Robot Olympiad)
自律型ロボットを使用した国際的なロボットコンテストです。世界中の子ども達が参加している大会で、2016年度においてはプログラボは「大阪」「兵庫」の2つの国内地区大会と、決勝大会に出場しました。
■2016年度
- WRO地区大会(兵庫)2016年7月31日(日)、8月7日(日)
- WRO地区大会(大阪)2016年8月6日(土)、7日(日)
- WRO2016 Japan決勝大会 2016年9月18日(日)
【プログラボ夙川 若田先生より】
7/31(日)WRO兵庫大会 小学生ベーシック部門に
出場したチームのみんなへ
はじめてのWROに出場して、みんなはどうでしたか?
思うように動かせられずに悔しい思いをしたチーム、はじめはうまくいかなくても本番でしっかりと調整して動かせたチーム、2回目では1回目よりも早く動くようにチャレンジしたチーム、いろいろなチームがあったと思います。
いつもの教室ではきちんとゴールができていたロボットでも、大会の会場では思うように走らなかったチームも多かったですね。
先生は大会ではみんなにアドバイスができないので、みんなのことを見守ることしかできませんでした。それでも短い時間の中で、ロボットやプログラムを自分たちの力だけで調整してチャレンジした姿に、先生は本当に心から拍手を贈ります。(実は感動して泣いていたんですよ)
4月からプログラボの教室をスタートして、基本的なことを3ヶ月間、そして大会に向けて1ヶ月間でロボットとプログラムを作ってきました。
どのセンサーを使うのか、どのパーツを使ってどうやって組み立てるのか、どんな動きかたをするプログラムにするのか、チームの仲間と相談したり、時には意見が異なることもあったでしょう。
もしかしたら途中で飽きちゃって遊んじゃうこともあったかな?
先生は大会での点数よりも、みんながそうやって自分の力で考えたり、工夫したり、難しい問題に取り組むことが大事だと思っています。
ロボットが途中でとまりそうになってもあきらめてリタイアせずに、もう一度動き出すまで待っていたチームがありました。それはみんなが自分達で考えて工夫して作ったロボットだから、もう一度動き出すのを信じることができたのでしょう。
これからもロボットの組み立てやプログラムをみんなと一緒に楽しみながら学んでいけたらなと思っています。そしてまた来年も一緒にWROに出場して、新しいことにチャレンジしていきたいな!
保護者のみなさまへ
今回は皆さまのご協力もあり、無事にWRO兵庫大会ベーシック部門を終えることができました。ありがとうございました。
小学校1年生と2年生の生徒達が、本番でどこまで自分達の力を出せるのか、信じている気持ちが半分、不安な気持ちが半分でした。力を出し切れた子もそうでなかった子もいましたが、1ヶ月という短い期間で自分達で考えてロボットを組み立て、プログラムを作ってきました。
見た目も動き方も個性豊かなロボット達が、それぞれに工夫をこらしてゴールへ向かう取り組みは、子供達にとっても貴重な経験だったと思います。
中にはセンサーやパーツが外れそうになりながら走っているロボットもありましたね。見た目にはスマートではないロボットもあったかもしれませんが、子供達が自分達で考え、悩み、問題に取り組み、そして解決していく姿勢こそが、ロボットプログラミングでは最も重要なことだと考え、それがこれから生きていく力になると信じております。
今回の大会で子供達の姿を見ていて、本当に成長を実感し、私共の想いが伝わっているのだと思えました。これからも子供達みんなの成長の手助けができるよう、私共も精一杯がんばってまいります。